治療紹介かみ合わせ

かみ合わせ

2024年10月1日

口が開かなくなった(開口障害)の症例

【患者様に関する情報】
・23歳の女性
・口が開かなくなったとのことで来院(開口障害)
・先天性欠如(第一大臼歯)のため奥歯で噛めていない状態
・前歯がオーバーバイト

治療方針

4-4の前歯部型バイトプレートを作成しました(大臼歯は当たらないプレートです)。
プレートを入れて、3日で口が開くように改善されました。

プレートについて


来院時の状態
前歯がオーバーバイトで下の歯が見えません。

プレート装着後3日目の状態
下の歯が見えるようになりました。
製作した前歯部型バイトプレート

顎関節CT画像の矢状断面


特に右の矢状断面の関節画像より、関節窩に対して関節頭が後方に変異し、関節空隙が白く濁っているのが見受けられます。
そのために、関節窩の後方部にある神経血管層を圧迫し、軟組織が線維化を起こしたため揮発が発症したと思います。

顎関節CT画像の前頭断面


右側の関節頭の部分が白く濁っているのが見受けられます。

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