治療紹介かみ合わせ

かみ合わせ

2023年12月13日

長年噛みしめが強く、関節に負荷がかかり破折している症例

【患者様に関する情報】
・初診時49歳の女性
・逆流性食道炎や狭心症を持たれている方
・頭痛、めまい、不眠症などの状態があった
・開口時に関節の雑音がある
・もともと左で噛む片噛みの癖がある

治療方針

まずCT画像から、強い食いしばりや歯ぎしりによる関節の変異・骨の破折がみられました。
その他、患者様との初診時のヒアリング内容からおそらく患者様ご自身のストレスへの感受性が高いことと、強いストレスを感じる生活環境にあるのではないかと考えました。
そのため少しでも今の生活の中でストレスを除いていく(リラックスできる)よう、自身で取り入れられる行動についてアドバイスを行いました。その他、マウスピースの着用に加えて、開口訓練や顎のストレッチを行っていただくことにしました。
その結果、関節の雑音が消え、現在もご来院いただいておりますが、関節で気になる症状は現在もない状態です。
かみ合わせが改善されると頭痛や眩暈などの全身への症状の緩和にもつながる可能性が高いです。

CT画像

顎関節CT画像の矢状断面


右側顎関節の側方から見たCT画像。
関節の形が鳥のくちばしのように変形してしまっています。

左側顎関節の側方から見たCT画像。
こちらも関節の形が鳥のくちばしのように変形してしまっています。加えて、関節が割れてしまっていることも確認できます。

顎関節CT画像の前頭断面


右側顎関節の正面のCT画像。

左側顎関節の正面のCT画像。
関節が割れているのが確認できます。

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