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『咬む』メカニズム
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咀嚼運動(下顎運動)のメカニズム
咀嚼運動のコントロール
食事をするときに、どの歯で何回咬むかを考えてはいないでしょう。
咀嚼運動をコントロールする要素は、
  1. 歯(歯根膜)
  2. 顎関節
  3. 下顎を動かす筋肉(咀嚼筋)
  4. 口腔粘膜
これらはすべて中枢神経系によってコントロールされ、次の感覚を感じ取る受容器によって、相互にしっかり連絡のとれた協調形で結ばれており、その求心路は小脳に通じています。
この求心路は、空間的に配置された様々な筋肉からの刺激を伝え、小脳でこの刺激を調節して、下顎の位置や運動を協調させます。
特に臼歯部に審美的材料を使用する場合は注意が必要である。
下図のように、咬みしめ時において水平的に約100ミクロンぐらい歯牙が変位をする。
常に歯牙の咬合面(咬みあわせの面)に非常に強い力がかかることになる。
例)から揚げを食べるとき
  1. から揚げを口から入れ、前歯で大きく小分けする。
  2. 小分けしたものを奥歯で小さくすり潰す。
  3. から揚げの端っこの固いところが、奥歯からこぼれ落ちる。
  4. 舌と頬を使って、こぼれたものを奥歯へのせる。
  5. 固いものをのせると、歯を守るために感覚受容器が防御反応を起こし、反射で口が開く。

赤い線が脳からの指令になり、筋肉へ伝わり咀嚼運動を行う。
口腔内で感じた感覚を黒い線をとおって脳へ返す。全体が連動して下顎運動をコントロールするため、口腔内でのかみ合わせが悪いと、悪循環のもとに下顎運動が行われる。
咀嚼系の受容器の分類
  1. 筋紡鍾(きんぼうすい)
    筋肉内部の緊張度を知覚し、中枢へ伝える。
  2. 歯根膜の受容器
    歯の根を取り巻く神経で、歯に加わる機械的な負荷は、歯根膜を圧迫し、受容器を刺激し、加わった圧力の大小を中枢に伝える。
  3. 関節円板の受容器
    顎関節内に存在する関節円板に存在し、防御反射にあたる。歯の周りの組織を過重負荷から守ることにあり、閉口筋の活動を抑制し、力のバランスをコントロールする。
  4. 口腔粘膜の受容器
    食塊が口腔粘膜と接触することにより、咀嚼筋及び顔面筋の運動制御を行っている。
上記は一部であるが、咀嚼運動は非常に精密で複雑なメカニズムでコントロールされている。
マウスピースでの治療の目的
ひとつはかみ合わせの全体のバランスを整えるとともに、上記2番の歯根膜の歯の根を取り巻く感覚受容器に加わる圧力を減少させ、受容器から中枢に伝わる信号をブロックする。そのことにより、中枢から筋肉に信号がいかなくなり、筋肉をリラックスさせる。
そのようなメカニズムにより、歯ぎしりの多い患者様の筋緊張性頭痛や、首・肩こり等が軽減する場合もあります。
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