全体的な咬合(かみ合わせ)バランスの悪い人、例えば閉口時に噛んだとき、前歯部がすいてる人、あるいは上下どちらかの第三大臼歯(親知らず)が廷出して対合歯の第二大臼歯の遠心に噛み込んでいる場合など、咬合不全によって、咀嚼筋(閉口筋)に異常な緊張が起こり、開口障害、筋緊張性頭痛、首からの肩こり等がひどくなると、不眠症やら、神経症状を起こす場合があります。
昼間の仕事中や、睡眠時に起こる極度の噛みしめや、歯ぎしりが起こった場合、顎の関節や筋肉などに負担がかからないようにするためには、意識的に上下の奥歯を接触させない位置に下顎を保持することが大事です。
当院では、マウスピース、筋肉内ブロック(注射)、筋肉の温湿布、場合によっては安定剤や睡眠導入剤などの投薬も行っております。 |